Case01上流から下流までワンストップでのサービス提供 基幹システムと現場をつなぐ統合管理システムの構築

紙媒体からの脱却

毎月数千枚以上の契約書等を顧客とやり取りしており、それを電子化したいというのがご要望でした。

紙媒体で運用しているため、現場ごとに独自のルールやイレギュラーケースが多々存在しているが、トップダウンでルールを決めるのもなかなか難しいという状況でした。

予算や時間も限られている中で、弊社側が提案したのは、独自のルールやイレギュラーケースへの対応は、一旦捨て、全体の8割程度を占めるノーマルパターンのみの電子化からのスタートでした。

ノーマルパターンの対応中に並行して、独自のルールやイレギュラーケースの業務整理を進め、運用しながら少しずつそれをシステムに反映させていく中で、全ての電子化につなげていくという方針で進めていくことになりました。

ご要望いただいた時点から最後まで同じ担当者で対応を進めていくことも大きく影響し、最終的には独自のルールが減り、イレギュラーケースがほぼ存在しなくなり、業務改善にもつながるという望外のおまけもつく中で、電子化を実現することができました。

脱Excel

日報や月報といった報告書が、各現場でExcelにて管理されており、しかもExcelがゆえのフォーマットがバラバラで吸い上げるのに毎回相当な苦労をしているという話を伺い、システム化の提案をさせていただくことになりました。

弊社側が提案したのは、上記の「紙媒体からの脱却」と同様のスタートに加え、現場の方の情報リテラシーを考慮したほぼExcelと同様の操作感で使えるUIの導入でした。

結果的には様々な機能を盛り込んだ形でのサービスインにはなりましたが、マニュアルがなくても操作できるレベルのUIは、現場での運用コストの軽減にもつながり、必然的にExcelでの管理が減っていきました。

開発から何年か経た現在も、同じ顔触れで、担当者の方や現場の方を含めた定期的なミーティングを開かせていただくことで、コスト面も含めたパフォーマンスの良いバージョンアップを遂げ続けています。

利用技術